『悠一郎(ゆういちろう)』 父の想いが込められた、子供の幸せを願う名前

投稿者:ありす

名前はパパがつけました。
妊娠7ヶ月頃のことです。
私からリクエストした事は、「当て字などではなく、すんなり読める漢字。和風」という2点です。
その2点を踏まえた上で、名づけ本を参考に考えていました。

パパが名前を付けるご家庭は多いと思いますが、我が家の場合はどうしてパパが名前を付けることにしたかというと、「パパは妊娠・出産できないから」です。
ママはずっと自分のお腹で命を感じながら生活していますが、パパは妻のお腹が大きくなるのは見えてもそこにある命を現実のものとして実感しにくいと思います。
だからせめて名前だけでも。
その考えている時間が、これから産まれる命を考える時間になるのではないかと思いました。

パパは、人(主に母親)の顔色を伺ってしまうことや、神経質な性格がコンプレックスでした。
そこで、名づけ本に載っている漢字の中から、まずは「悠」の字を選びました。
息子には自分と違って「悠々自適」な人生を送ってほしい、という想いからです。
親や他人の顔色を伺って縮こまらず、自分のやりたいことをやってほしい。
「悠」の字には、息子の幸せを願う父の強い想いが込められています。

後に続く「一郎」は、メジャーリーガーのイチローから。
イチロー選手の漢字は「一朗」ですが、苗字と相性の良い画数になるように「一郎」の漢字を選びました。
何かひとつ、得意な事をみつけて一生懸命に頑張れる人になってほしいという願いでつけました。

想いのこもった、硬派な印象のある名前で私も気に入りましたが、後になって意外な問題も出てきました。
それは「名前が長い」ということです。
ひらがなで「ゆういちろう」と6文字。
幼稚園に入ると持ち物すべてにフルネームで名前を書かなくてはならなくなり、これが想像以上に大変でした。
ですので、2人目を名付ける時に夫にリクエストしたのは「すんなり読める漢字。和風」に加えて「ひらがな3文字以内」という事でした。
兄弟の名前に共通性が少なくなってしまいましたが、それも個性ですね。

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