『喜人(よしと)』 息子の名前は夫婦で頑張った証

投稿者:naulinlin

私(妻)は結婚自体が40歳と遅かったため、子どもは与えられないのではと思っていました。
しかも、同年代の友人の中には不妊治療に専念するものもおり、私たちも結婚2年目を過ぎ、不妊治療クリニックに行こうと決めました。
しかし、42歳を過ぎたころに自然妊娠が判明し、ほんとうにびっくりしました。
私たち夫婦はクリスチャン同士のため、命は神様が下さった!という恐れ深い思いで、二人で妊娠時期を乗り越え、ついに出産のときがやってきました。
すでに43歳になっていました。

出産はできれば夫の立ち合い出産を希望しました。
これは夫自身が望んだことで、私も特に断る理由もなかったので承諾しました。
夫は仕事が忙しく、きっと無理だろうと思っていたのですが、なんと、スケジュールが奇跡的に空き、夫婦で出産準備会、立ち会うための条件となる講座に参加できたのです。
そして、出産の日、それは突然やってきました。
夫の仕事も奇跡的に休みがとれ、希望した立ち合い出産が可能となりました。
本当に奇跡的なことです。
そんな夫が、陣痛で苦しむ私のために、水を用意してくれたり、背中をさすってくれたり、まさに夫婦で共同作業です。

そして、なかなか我が子がお腹から出てこず、疲れが出てきた私を励ますために夫が読んでくれたのが、聖書のある個所でした。
それは、ルカの福音書1章14節「その子はあなたにとって喜びとなり楽しみとなり、多くの人もその誕生を喜びます。」という一文です。

出産時の苦しい中、この個所を聞いた私も「そうだ、頑張ろう!乗り切れる!」ともう一度頑張る力をもらいました。
そして息子はほどなくして元気な産声とともに生まれてきてくれました。
そのときの私は、安堵感とともに喜びの涙でグショグショ、出産での汗だくで、一生忘れられない瞬間でした。

後日、夫とともに名前を決めている最中、どうしてもこの一文が頭から離れませんでした。
また、夫が立ち合い出産できたことは神様からが計画してくださらなければ実現できませんでした。
それゆえ、神様への感謝の印として、名前をその一文からとりたいと伝えたところ、夫も賛同してくれました。

こうしてつけられたのが息子の名前です。
まさに、夫とともに大きな共同作業を成し遂げられたからこそ得られた名前です。

その名の通り、息子はすくすく育ち、皆に愛され喜びを与える存在となっております。
夫婦で神様に感謝する毎日を送っています。

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