『悠太(ゆうた)』 正しく読んでもらえることが大事
投稿者:ちー
性別が男の子と判ったころ、夫が最初に「ゆうたはどう?」と言ったのが始まりでした。
名づけの本などを見る前で、ほとんど直感です。
私もすぐに「なんだか、いいなぁ」と思ったのを覚えています。
それから生まれるまでの数ヶ月、本なども色々調べていくつか候補を出しましたが、結局最初の「ゆうた」以上にピンとくるものがありませんでした。
直感優先ですね。
漢字は夫と私が好きな「悠」の字が苗字との画数もよかったので使うことに。
競争社会で物騒な事件も多く、子供が生きにくい世の中になっていると感じていたのですが、そんな時代であっても悠然と生き抜いてほしいという願いを込めました。
ところで、わが家では命名するにあたって、大前提として夫と決めていたことがあります。
それは「誰からも間違われず正しく読んでもらえる名前であること」です。
最近はキラキラネームと呼ばれる芸名かと思われるような、すぐには読めない名前が増えましたが、わが家でそれはありえませんでした。
なぜかというと、苗字がとても珍しいからです。
使う漢字2文字はどちらも小学校で習う簡単なものですが、組み合わせてそう読める人はほとんどいません。
私も夫と出会った時、正しく読めませんでした。
私は旧姓が「吉田(よしだ)」です。
誰からも間違われて読まれたことはありません。
他の読み方はまずないと思います。
そんな私が結婚して珍しい苗字になって、その不便さを実感することになったのです。
どこに行っても「なんてお読みするんですか?」と聞かれるのは日常、わざわざふりがなを書いても間違って呼ばれることも多いです。
もちろんシャチハタなんて、わざわざ別注ですよ。
名前を正しく読んでもらえないこと=わずらわしい。
そして、あまり気分のよいことではありません。
苗字が珍しい上に、息子の名前までキラキラネームなんてものにしたら、上も下も読めない人になってしまいます。
名前は死ぬまでお付き合いするものです。
子供時代は可愛ければよいのかもしれませんが、大人になったら仕事上名刺を配ることも増え、自分の名前を意識する機会がとても増えます。
これから親になる人には、子供がおじさん・おばさん、おじいちゃん・おばあちゃんになっても、恥ずかしい思いをすることがなく付き合っていける名前を贈ってほしいです。