『結子(ゆいこ)』 ネット情報をもとに付けた名前

投稿者:おっかさん

娘を妊娠したのは結婚2年目に入ってすぐの頃でした。
待ちに待った待望の第一子。
名付けにも力が入ります。
しかし、主人も私も優柔不断な性格。
昔からこの名前を付けたかった!と言うようなこだわりはありません。
私達の両親にもさりげなく相談したのですが、名前は自分達で好きなように付ければいいからと、とても理解のあるお返事をいただきました。
嬉しい反面、広ーい太平洋のど真ん中に放り出されたように、どっちに向いて進むのかを考える事からのスタートでした。

まずは主人と私、どちらが主導権を握るかを相談し、主人は男の子、私は女の子の名前を考えて付ける事にしました。
当時の私は専業主婦、調べる時間も考える時間も沢山あります。
私がした事はネットでの情報収集でした。
検索するといろいろなサイトが沢山出てきます。
特に参考にしたのは、年度毎の男女別名前ランキングのサイト、キラキラネームのデータベースやランキングのサイト、姓名判断サイトです。

当時はキラキラネームが話題になり出した頃だったと思います。
ネット上には個性的な名前と、その様な名前を付ける親への批判がオブラートに包まれる事無く晒されていました。

確かに、これは本当に子供の名前なのか?と思うような名前が並んでいました。
しかし、笑顔で「可愛い名前ね~」と言う方々も実は、心の底ではこんな風に毒づいていたり、当人の居ない所で嘲笑していると言うことも知りました。
生まれて来る子が一生その様な扱いを受けるのかと思うと居たたまれないです。
名付けの責任の重さを感じ、気の引き締まる思いでした。

キラキラネームへの風当たりの強さを目の当たりにした私は、昔ながらの「子」を付ける事にしました。
「子」の上に来る漢字は「結」の字を使うことにしました。
読み方はゆいこです。
ゆいという名前が人気の名前ランキングの上位にあったことと、ゆうこと呼ぶよりゆいこの方が気に入ったからです。

響きや漢字の意味、親戚の子供たちとの重複など気を付けた事は幾つかありましたが、決め手は姓名判断サイトで調べた画数が良かった事でした。
主人に報告したところ主人も気に入ってくれました。

近年キラキラネームに対抗して付けたであろう古風な名前が、しわしわネームなどと言われています。
「結子」はそう思われたく無いなと、少し思います。

名付け時にも付けた後にも、ネットの情報に左右されてはいますが、「結子」は私にとってかけがえのない一人娘です。
誰が何と言おうとも私にとっては一番素敵な名前です。

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