『泰成(たいせい)』 名前に大きな意味を持たせない。

子供の名前は、一人の人間が一生使って行くものです。
とても大切なものであり、人生を左右してしまう場合もあると思います。

自分の場合、名前は生まれてきた子供の顔を見てから決めようと思っていました。
しかし、誕生してから役所へ届け出るまでの期間は思っていたよりもとても短かった。
あれでも無い、これでも無いとジタバタした思い出があります。
やはり生まれる前から２、３案くらいは考えておく方が良いですね。
その中から、子供の雰囲気、顔に合ったものにすれば良いのではないかと思います。

結局、いくら考えてもしっくり来るものが見つけられませんでした。
夫婦どちらも納得するものを見つけるのは大変です。
字画も気にしだすとなおさらでした。
あっという間に時間切れ。
期限ギリギリに届出を済ませました。

わが子の名前には大きな意味を持たせて、子供の人生を縛る感じににならない様にしています。
親の名前から一文字もらうと言うのも無し。
周りの人から読みやすく、呼びやすい名前にすることになりました。
これからは国際化が進むだろうということで、アルファベット表記も気にしたりもしました。

今時の子供たちの名前は、格好良さ、個性を求め過ぎな感じがします。
見当もつかないような当て字が使われていて、初見の人が読めないものばかりです。
学校の先生は、クラス全員の漢字表記覚えるの大変でしょうね。
おじいちゃん、おばあちゃんになっても相応となる名前が良いと思います。

命名後の話ですが、命名の本を参考にしてしまったせいか、同じ名前の子が同じ学校の中で数人いるようです。
当たり前ですが、容姿、性格もそれぞれです。
子供から命名の理由を聞かれたことがありましたが、意味を持たせていないと答え、自分で自分の名前に意味を作って行けば良いのではと話しました。

子供が大きくなってくると何故かその名前がしっくり来ているように見えます。
名前を呼ぶと、当たり前ですが振り向き反応する。
ふと考えるとそれだけで幸せな気分になれます。
呼びやすい名前にして良かったなーと思います。