『千帆(ちほ)』 娘に与える初めてのプレゼント！「名付け」の長い道のり

娘を妊娠中、夫と二人でどんな名前にしようかずっと考えていたのですが、なかなか決まらずに迷走してしまいました。
キラキラネームには夫婦共に抵抗があったので「一目で読むことができるような名前にしよう」ということだけが決まっている状態でした。
子どもの性別がわかるまでは、あまり焦りもなく、のんびり考えようかという気持ちでいたのですが、女の子だとわかってからもなかなか決まらず、気持ちが逸るばかり。
名づけの本を買ってみたり、人気の名前がどういうものなのか調べてみたりしたものの、なかなか「コレだ！」という名前に出会うことができずにいました。

そんなとき、ふと小学生のころに将来子どもにつけたい名前があったことを思い出しました。
それが「真帆(まほ)」という名前で、私はしっくりときたのですが、夫は響きが気に入らないようでした。
ただ夫も私も「帆」という漢字が気に入ったため、それからは「帆」が付く名前に絞って考えるようになりました。
「果帆」や「帆乃香」など様々な候補が上がりましたが、夫が気に入ったものは私がしっくりこず、私が「コレだ」と思ったものは夫が納得できずで、そこからまた悩む日々が続いたものです。

臨月が近づいてきたころ、夫も私も気に入る名前が見つかりました。
それが「知帆」でした。
しかし、インターネット上で姓名判断をしたところ、苗字との相性が悪く、違う名前に変えることに。
ただ「ちほ」という響きは気に入っていたので「知」の漢字だけを変更することになりました。

色々な漢字を試してみて、一番姓名判断の結果がよかったのが「千帆」だったのです。
ただ一点困ったのは、名前の響きや漢字を重視したために由来を全く考えていなかったこと。
将来娘に名前の由来を聞かれたときにしっかりと答えられるよう、後付けではありますが「人生の幾千の海を、大きな帆を張って進んでいけますように」との意味を込めることにしました。

娘が生まれて、3年の月日が経った今、悩みに悩んで考えた「千帆」という名前が、とても気に入っています。
「名前」という生まれて初めてのプレゼントを、大きくなった娘が気に入ってくれたらと願っています。