『緒美(つぐみ)』 小さい鳥にも優しいつぐみのように
投稿者:fmkw
「緒美」の名前は、私の実家の庭に遊びにきていた、野鳥の「つぐみ」という鳥からつけた名前です。
実家の庭には、母が毎日食パンやごはんの残りなどをまいていたため、すずめなどの野鳥が定期的に遊びにきていたのですが、小さい鳥が仲良くご飯を食べていると、身体の大きな鳥がいきなり横から入ってきて追い払うことが多々ありました。
そんな中、つぐみは後からきてもそっと輪の中に入り、仲良く一緒にご飯を食べるという姿が印象的で、「大きな身体なのに優しい鳥なんだな」と感じていました。
たまたま庭にきていたつぐみだけがそうなのかと思っていたのですが、ブログなどを拝見しても同じように感じている方が多いようで、鳥の性格も「温厚」とのこと。
ますます、この鳥に愛着が沸いていきました。

娘を授かり、名前を決めるとき、「女の子だから、花の名前がいいかな」「やっぱり、かわいい響きの名前がいいな」などいろいろ候補はあったものの、ふと実家の庭での様子が脳裏によみがえり、「小さな子やみんなとも仲良くできて、優しい女の子に育ってほしい」という気持ちから、「つぐみ」と命名することにしました。
初めはひらがなにするかどうか迷ったのですが、字画の関係から漢字を使うことに。
インターネットを使い、いろいろな漢字を検索した中で、「緒美」を選択。
これは「みんなと一緒に仲良く」「へその緒のように、人としっかり繋がりながら生きていってほしい」という意味を込めました。
当初、「当て字のようでみんなにすぐ、読んでもらえない名前だから」と渋っていた主人も、何度か書いたり読んだりしているうちに親しみをもってくれたようで、最後には「なかなかいい名前に決まった」と、お腹の中の子に呼び掛けてくれていました。
そんな娘も先日5歳になりました。
どちらかというと思慮深く、周りを観察してから動き出すことの多い子ですが、お友達の嫌がることは決してせず、みんなの輪の中に入って楽しそうに幼稚園生活を送っています。
これから先、たくさんの人と出会うと思いますが、人との繋がりを大切に育っていってほしいなと思います。