『颯太(そうた)』 ふうたくんってよく間違えられました
投稿者:nana
待ちに待った第一子、出来るだけいい名前をと随分考えました。
男の子だということは先生から事前に聞いていました。
まず我が子にどんな子になってもらいたいか、どんなふうに育ってもらいたいかを夫婦で考えていきました。
優しい子、凛々しい子、芯の強い子などなどいろいろ出てきたなかで、颯爽と生きて行ってほしいという思いが二人とも重なりました。
颯爽の爽の字で「そうた」も考えましたが、ちょっと書きずらいということで颯の字で「そうた」がいいんじゃないかってことで決めました。
字画を調べたら、すべての部分でオール「吉」でした。
これも生まれた時から大吉ではそれより大きくはならないので吉が一番だと思いました。
すべてが真ん中の吉、そこからどんどん上がっていく人生になってもらいたいという思いがありました。
この「颯太」、最近は人気ランキングにも上位に入る名前ですが、当時はまだあまりなじみのない名前で「そうた」というと珍しいねとよく言われました。
また漢字も名前に使っていいものになってまだ間もなかったようで、漢字を説明するのも一苦労でした。
颯爽と説明しても爽の字をイメージされたり、はやてと伝えてもピンとこない感じだったので、立つに風と説明しました。
それでも、病院など公共の場所で名前を呼ばれるときは「ふうた」くんとよく間違えられていました。
また性格も颯爽というよりは、色も白く髪も茶色く体格も小さいほうだったので幼いころはよく女の子に間違えられてしまいました。
学校でもおとなしいタイプで運動は大の苦手、颯爽というイメージはあまりありませんが中身は案外強い子です。
そんな息子も今年18歳になりました。
今もとっても細身で、ひょろひょろの体をしていますが将来の目標に向かって一生懸命に頑張っている真っ只中です。
本人は案外自分の名前は気に入っているようですし、最近はよく同じ名前の子供たちを見かけることもあって随分人気のある名前のようです。