『昭法(しょうほう)』 本人の人生ずっと名前に誇りを感じられるように
投稿者:あいたま
「昭」という字は自分の父からつけ始めているので、生まれてくる息子にも「昭」をつけようと二人で決めました。
「法」は「法灯明・自灯明」という仏教の教えからつけています。
法、つまり仏教の教えを人生の灯とし、自らも灯となりなさいというような意味です。
人の生きる道から絶対に外れないように、たくさんの人から大切にされ、たくさんの人から愛される人生を送ってほしいという思いが真っ先にありました。
将来どんな仕事に就くか、どんな家庭を持つかまでは親は決められませんし、親が知らない世界もたくさんあります。
子供が成長した時代には、いま現代にはまだ存在しない物もたくさんあるはずです。
ならば昔も今も変わらないものを願うのが一番だろう、という観点から、そんな意味の字に至りました。
親のステータスなんか簡単に越え、自分の周囲の人たちはもちろん、極端に有名にならなくても本人が知らない相手からも慕われるような人間になってほしい。
そしていろんな人の生き方のヒントを与えられるような人間に育ってほしいという願いを込めました。
世の親は、名づけるときに字画とか読み方を気にする人が多いようです。
そのことも気になりましたが、漢字そのものの読み方からは外れないようにすることと、画数や文字の形があまり複雑でないものならなんでもいい と思ってました。
誰からも慕われるには、ひとめ見て字の形が理解しやすいものを心掛けてたこともありました。
名前の読みについては、自分も父も音読みでしたので、それに倣う方が自然だろうということから。
最近ではきらびやかな名前を付ける人が多いと聞きます。
親の自己満足的な理由が多いようです。
私は、子供自身に対しても周りの人に対しても、時代を越えても名づけに関しては理解してもらえるものと思っています。
今は小学六年になりましたが、名前を呼ぶたびにいつも名前を付けた動機や理由が心の中でよみがえります。
それと同時に、親として恥ずかしくない仕事をしたな、と名付けに関しては親として誇りを感じています。