『さくら』 海外でも活躍できる日本らしい名前

妊娠発覚後、産院で性別がわかってから、どんな名前にしようかとても悩みました。
画数を調べる為に参考になる本を買ったりネットで検索したりと、子供が一生付き合っていく名前なので夫婦であれこれ調べました。
考えた結果、響きがとってもかわいいのと画数がよかったので「りんか」という名前にしようと生まれる前から夫婦で決めていました。
私の大きなおなかに向かっていつも「りんちゃん。早く会いたいね。」など毎日語りかけもしていました。

娘が生まれる３日ほど前に夫と散歩していたところ、桜の花が少しだけ咲き始めていました。
綺麗だなぁ。
まだ少しだけしか咲いていないのに、なんだか見ているだけで心が洗われました。
散歩しながら、「さくら」という名前もいいなぁ。
でも当時の名づけランキングで人気１位の名前でありふれた名前だし、きっと多くの人がこの名前をつけているので個性がなくなってしまう。
それに夫と一生懸命二人で考えて決めた名前があるし、とその時の思いを口に出さずにいました。

いざ出産の日を迎え、生まれたての娘と初めて対面した時、「この子はさくらだ！」と直感で思いました。
今まで「りんちゃん」と呼んでいたのに、やっぱり顔をみたら、さくらという名前がぴったりだと感じたのです。
なんと夫も私と同じ気持ちで、あの日散歩した時に同じような思いを感じていたようです。
娘の顔を見た瞬間もう二人とも「さくら」以外の名前が考えられなくなっていました。
その場で画数を調べ、画数もバッチリ！
満場一致で「さくら」に決定しました。

こんなにも人の心を温かく、柔らかくできる桜の花はなんて素敵なんだろう。
みんなに親しまれ、日本を代表する花でもある桜。
せっかく日本の女の子に生まれてきたんだから、この名前をつけないと後悔すると思いました。
きれいでかわいい響き、周りのみんなを笑顔にしてくれるような女の子になってほしいという思いも込めてこの名前を付けました。

今になってもこの名前にしてよかったと思います。
この名前の通り娘はとってもよく笑う子で、そのコロコロとした笑顔で周りのみんなを笑顔にしています。
そして、この名前はみんなに覚えてもらいやすい名前なので、名前を呼び間違えられるようなこともありません。

これからも桜の花のように、周りの人たちを優しい気持ちや笑顔にすることができる女性になってほしいです。
そしてその笑顔を絶やさないように、私たちはこれからも愛情いっぱいに育てていきたいです。