『颯来(そら)』 日韓両国で使える名前
投稿者:aiaisa
韓国人の夫と国際結婚し、韓国で結婚生活を始めて約2年後に第一子を出産しました。
子供は20歳になるまでは二重国籍となり、韓国と日本の両方に出生届を出す必要があるため、日本名と韓国名の両方命名しなければなりません。
韓国名と日本名を別にしてもいいのですができる限り同じにしたかったので色々と苦労しました。
まずは「音」決めから始めました。
日本でも韓国でも普通に存在し、珍しくはない名前を探しました。
また両国とも昔ながらの古い名前ではなく、比較的若い子に多く、「最近の子」というイメージで、できれば世界中どこに行っても呼ばれやすい名前が良い。
色々ピックアップしていく中でまずは「そら」に決まりました。
その次に「画数」に注目しました。
韓国では夫婦別姓で、通常生まれた子供は父親の姓を名乗ります。
そのため韓国名は、金(キム)そら。(苗字は仮名)
日本で結婚届を出した時に韓国では夫婦別姓が当たり前のため、私は名前を変えず結婚前のままにしていたので、日本名は後藤颯来(そら)。(苗字は仮名)
両方とも画数はばっちりで、人に恵まれ将来も安泰ととてもいい画数でした。
画数が良くても意味も重要なのでそれぞれの漢字の意味を調べました。
日本で通常使われる漢字も韓国にはなく、またその反対というケースもあります。
日本の漢字は簡単に見た目も画数も良かったので「颯来」に決まりましたが、韓国の漢字はぱっと見たときに可愛さがなくとても悩みました。
しかし一つ一つ意味を調べてみるとなかなか良く、「良い心」という意味の「りっしんべんに素」という字と「積み重ねる」という意味の「てへんに累」という漢字に決まりました。
そして大変だったのが義父母への説得でした。
韓国では通常、子供が生まれた日と時間を見て名前をつけてくれるところ(日本でいう占い)に依頼し高いお金を払ってつけてもらいます。(大抵2~3万円程度だそうです。)
私達夫婦は妊娠5ヶ月くらいですでに名前を決め、義父母にも報告していたのですがその時は何も言わなかったのですが、
生まれた瞬間に「やっぱり名前は占いで見てもらわないと!」と言い出しました。
私達の中ではすでに決まっていてお腹の中にいたときから名前で呼んでいたのに今更変えるなんてできません。
しかし納得しない義母は知り合いに占いのできる人がいるからその人に見てもらおうと言うので、じゃあ私達の決めた名前が大丈夫かその人に聞いて頂くよう提案すると早速電話で依頼されていました。
結果はとっても良い名前で将来安定、良い結婚相手にも恵まれるとのことでなんとか納得していただけました。