『希愛(のあ)』 待望の第1子の女の子
投稿者:にゃんたむ
私たち夫婦にとって希愛(のあ)は待望の第1子であります。
この子が妊婦するのがわかるまでの間、子どもができにくい体質で難しいと言われてたこともあり、私の妻はその診断を受けて以来元気がなく、夜には子どもができにくいことを理由に、「ごめんね、こんなわたしで」と泣いて泣いて、どう励ましていいのかわからない日々との戦いでした。
私は以前から妻から「子どもができにくいかもしれない」、と話されたこともあり驚きはなかったのですが、本人はそれを気にして希愛がお腹の中で命を宿すまでは子どもは欲しいけど悲観的でいたかもしれません。
私がそのことに触れなかったことも気づいていたでしょう。
妊娠してからはふだん妻がしていた家事をこなしたり、苦手な料理もしたり、少しでも負担がかからないようにしました。
出かけることは少なくなりましたが、私たちの何よりの楽しみは、お腹の子が成長することを二人で見ること。
そして出産。
予定日前日の朝に生まれ、身長は忘れましたが体重は3500gの少し大きなかわいい女の子でした。
私たちは女の子が生まれたらつけようとしていた名前があり、それが希愛(のあ)でした。
私たちにとっての大きな希望でありこれからの長い人生に希望をもって前に進んでほしいということと、私たちがこれから大事に愛す、そして愛情や優しさのある子に育って欲しいという、私たちの決意とこの子の願いも込めてつけました。
もしこの子が元気な産声をあげて生まれてこなかったら、出産の痛みとたたかった妻が子どもを見たときの笑顔は見られなかったでしょう。
私も子どもの顔をみて笑顔になりましたし、妻も子どもにありがとう、と。
私はあの時頭の中は真っ白でしたが、でも私も妻も我が子がうまれたことの安堵感に涙が出てしまい、二人でなんで泣いてるんだろうなというのを覚えています。
この時の気持ちは私も妻もいまも忘れることはないですし、これからも忘れないでしょう。