『美桜(みお)』 え!?犬と同じ名前ですか…

投稿者:チェリー

3月末に出産予定でしたが、性別は聞いていませんでしたので生まれてくるまで男の子か女の子かもはっきりとわからないままでしたが、浮かんでくるのは女の子の名前ばかりでした。
不思議なもので実際に女の子が誕生しましたが、男の子の名前は全く候補も出ていなかったのでもし男の子だったらきっと産まれてから慌てていたと思います。

名前を付ける時にこだわったところと全くこだわらなかったところがあります。
こだわらなかったのは画数です。
良いにこしたことはないかなという程度でしたので、決める際の優先順位では画数は最下位で結局は全く気にせずに命名しました。

最もこだわったところは、読みが二文字という事です。
例えば「愛子」でも「愛花」でも「あいちゃん」と呼ばれる確率は高くなると思います。
せっかく意味を持ってつけた名前が省略されることなくそのままの形で呼ばれて欲しいという思いから、略されにくい「読みが二文字」という名前にこだわりました。

そして、音にこだわったかわいらしい名前よりも、せっかく日本に生まれてきたのなら、少し古風な日本らしい名前がいいなと思いました。
日本人のいいところは、謙虚さを大切にするところだと思っています。
もちろん、自己主張のできる子に育ってほしいと思っていますが、どんな時も謙虚な気持ちを持ち続けて欲しいと願っています。

日本っぽい名前を考える中で、季節の花の名前が候補にあがり、予定日が桜の咲く季節だったのでこれだと思いました。
「桜」は読みは三文字だけれど、略されにくくとても日本的なかわいい名前です。
桜は日本を象徴するような花で誰からも愛され、桜の木の下には多くの人が賑やかに集い笑い声が聞こえる画が想像できます。
そんな風に多くの人に愛される存在になってほしいと思いました。
ちょうど生まれた時には満開の桜が病室から見えていましたし、これ以上ないぴったりな名前だと思いました。

しかし、「桜」は親戚が飼っていた犬と同じ名前だったのです。
犬と同じ名前はさすがにどうかと悩みながらもあきらめる事にしました。

そして、名づけに行き詰まり、名づけの本をぺらぺらとめくっていたところ「美桜(みお)」という名前を見つけ、見た瞬間に直感でこれしかないと思いました。
名前に込めた意味はそのままに、希望していた「読みが二文字」です。
このふたつの漢字が並ぶと、まさに自分が想像していた咲き誇る桜の景色が浮かびます。

周囲の反応も良く、名前を聞かれ漢字を説明するとすごくかわいいとよく褒めていただきます。
「みおうちゃん」と読まれたり、響きから「みよちゃん」と呼ばれることもありましたが、多くは私が期待していたとおり、略されることもなく「みおちゃん」と呼んでくれます。

今でも、これ以上の名前はなかったなと思っています。

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