『晃杜(きらと)』 希望のひかりに包まれて

投稿者:くさくさ

きらとは私にとって二人目の子供です。
一人目の子供は妊娠中なんの問題もなく産まれたので、私は妊娠、出産時に起きるトラブルはごく一部なんだと思っていました。

しかし忘れもしません、あれは6月でした。
私は夫とあまり仲がよい方ではありませんでした。
いつも義実家の事でケンカをしてばかりだったのです。
その時もケンカをして上の子供を連れて実家に帰っていました。
すると突然大量の出血が。
すぐに病院に連れていってもらいましたが自分の身に何が起きているのか、不安・恐怖・悲しみで頭がいっぱいでした。

診察の結果切迫流産で即入院。
トイレ以外は歩く事もダメ、上の子を抱くことすらできなくなってしまったのです。
トイレに行くときも、もしかするとお腹の赤ちゃんが流れてしまうかもしれないから血の塊が出ていたら知らせるよう先生に言われていたので、恐怖にふるえながらなるべく行かないように我慢していました。
夜になると一人でベットにいる寂しさも重なり、不安が強くなりました。
それまでは上の子供の寝顔が横にあったのに…。
毎晩泣いて、なかなか眠れない日々が続いたのでした。

そんなときです。
ある助産師の方からお腹の赤ちゃんは必死に生きようとしているね強い子だねと言われたのです。
この子は産まれてきたいのだ、頑張っているんだ。
なのに私は泣いてばかりじゃダメじゃないのか。
私も強くなろう、絶対にこの子を守ろうと心に誓いました。
それからは泣くこともやめ笑顔でいるように心がけました。
すると状態はよい方向に向かっていきついには退院の許可が下りたのです。
その時はほんとに希望の光に照された気分でした。

退院して実家に帰りお腹の赤ちゃんが男の子と分かったので名前を考えようと思いました。
この子は私に希望という光を与えてくれた。
たくさんの人にも同じように希望の光を与えてあげてほしい。
その光はまるで大地を照らす太陽の光の様にあたたかく、そして大地に伸びる木々の様にしっかりと強くあってほしい。
そう考え晃杜という漢字になりました。
そして読み方はきらきらしたひとで、きらと。
私の全ての想いが込められた名前です。

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