『心遥(こはる)』 姓名判断に惑わされるべからず
投稿者:ミスタ
私のお腹の子は出産するまで性別が分かりませんでした。
最近では設備もしっかりしているし、いづれ分かるだろうとそこまで気にしていませんでした。
いよいよ8ヶ月を迎えた頃、
「今日もうまく隠していますね。うーん、これはどちらとも言えませんねー。」
と先生から検診のたびに告げられ、いよいよこれは考え始めないと!!と焦りを感じ始めました。
条件は、
・聞き慣れた音、昔からある名前の読み方
・書けない、変換できない漢字を使用しない事
・年を取っても違和感なく愛着を持ってもらえる事
この3つです。
私たちは胎児ネームとして私の好きな有名人から呼び名をとって、「よーちゃん」と呼んでいました。
なのでなんとなく男の子を想定していましたが、何度例を出してもお互いに一致してこれだ!と意見が合うものは最後までありませんでした。
私がふとテレビを見ていた時「こはるちゃん」という響きに強く惹かれました。
「女の子の可能性もあるしね!」くらいにしか考えていませんでしたが、やけにピンときたので夫にそれを伝えます。
すると夫からもすぐそれがいい!と言ってもらえて、女の子なら「こはる」と言う名前がすぐに決まりました。
どんな字がいいかな?2月生まれだし、やっぱり一般的な「小春」?
そんな時やっぱり気にしてしまいますよね、姓名判断!
この時、最近の女の子に心という字が多い理由を知りました。
小や子はどちらも3画で画数的には良くなり辛いのです。
そこで心を当てはめると4画で良い字画に!と言ったようにあれよあれよと姓名判断にのめり込み、やればやるほど難しい漢字に向かっていきます。
私は姓名判断を見てしまった事で名前に込めた想いより、画数での運命を優先しそうになりました。
何が子供の為なのでしょうか?
そんな事よりどんな子に育って欲しいかが大切なのです。
ふと我に返り、2つの候補が出来ました。
太陽のような明るい子になってほしい「心陽」
広く優しい子になってほしい「心遥」
どちらもお気に入りです。
女の子なんだから、父親に似るかも!と考えて、夫婦で生まれてきた顔を見てしっくりくる方にしよう!と決めました。
女の子はまさかね、なんて思っていたのに、具体的に決まっていたのは女の子の案でした。
やっぱり女の勘って物は実在するんですね。
そして予定日より5日早く生まれてきてくれました!
立ち会った夫から「女の子だよ!!!」と声が聞こえました。
想像を飛び越えて可愛くて、やっと出会えた事が嬉しくてポロポロ泣いてしまいました。
娘の顔を見て、それでも漢字で迷っていました。
苗字と合わせて書いてみます。
そうすると「心遥」は、雰囲気が丸く柔らかく、どの人が見ても一発で女の子と分かってもらえるのでは?と気づきました。
最後はやっぱり女性らしさがポイントでした。
・顔を見て、呼んでみてしっくりくる
・女の子と分かる字面
それが重なり、私たちは「広く優しい女の子に育ちますように」心遥 と名付けました。
後日、同世代の方にも、目上の世代の方にも「かわいい名前ね」「私も女の子ならこはるって付けたかったの」など褒められる機会が多く、嬉しく思っています。
娘へ初めてのプレゼントは大成功に思っています。