『晴輝(はるき)』 生まれた日の天気にちなんだ名付け

母親である私自身が名前の画数が悪いため、子供には良い画数の名前をつけてあげたいという思いから、まずは画数の良い名前を候補にあげていました。
妊娠後期頃から毎日のようにネットや本とにらめっこして、旦那とだいぶ検討しました。

お互い画数以外、使いたい漢字があるとか、こんな響きが良いだとかのこだわりがなかったため、逆に候補がたくさん出てしまって絞り込むのにも大変苦労しました。
また、いろいろ身内にも相談しましたが、最終的に決めるのは両親であるあなたたち2人だからと言われ、決定的なアドバイスももらえなかったため本当に悩みました。
小さいときはかわいくても大きくなったら微妙だとか、この名前にしたら変なあだ名をつけられないか、この名前は素敵だけど、友人の子供と同じ名前だから却下しよう、などと無駄に心配もしギリギリまで決まりませんでした。

最終的には4つほどに候補をなんとか絞り、生まれてきてから本人の顔を見て判断しよう！という結果になりました。
14時間の陣痛の末、初産の割には安産で無事男の子が生まれました。
しかし顔を見ても候補の名前から結局ピンとくるわけではなく、また悩む羽目になりました。
どの名前もなんとなくしっくりくるように見えてしまい、なんなら既に却下していた候補の名前がいいんじゃないか、などと余計な選択肢が増えてしまいました。
しかし生後14日以内に届けを提出しなくてはいけないし、ほぼ毎日朝から晩まで名前の話をしていました。

お祝いにかけつけてくれた親族や友人からも、名前は決まった？と聞かれるし、病院でも保険証の関係から決まりましたか？と何度も確認されるため、こちらも焦りが出てきていました。
一生付き合っていく名前だから妥協はしたくないし、これだ！という名前の由来が欲しかったのですがなかなか思いつきませんでした。

そんなとき旦那が「ずっと土砂降りがつづくね。梅雨はまだ明けないのか。この子が生まれた日だけ何故かすごい晴天だったんだけどな」と言った一言から、これだ！と思いつきました。
ずっと雨が降り続く中、この子のが生まれた日だけ晴れ上がったのは、他の何にも代え難い奇跡だと思い候補の一つでもあり、名前の中に「晴」の字が入っている「晴輝」にしようと提案したら、即賛成で決まりました。

提出期限の14日ぎりぎりに申請することになりましたが、たくさん悩んだ分、親としての初仕事を無事終えられたのと、2人で納得していい名前が付けられてよかったと思っています。