『帆々美(ほほみ)』 「節分草」の花言葉からイメージを
投稿者:スマイルまま
前駆陣痛が10日以上も続いた私が、ついに本陣痛を迎えたのは、忘れもしない「節分の日」。
この日は、恵方巻や豆まきといったイベントなどが、テレビ各局で放映されていて、まさに節分一色の日でした。
生まれた赤ちゃんは女の子。
3800グラムでとても大きく、元気いっぱいに生まれてくれました。
出産を終え、いざ赤ちゃんの顔を見たら、出産前に2つにまでしぼっていた名前も、いまいちしっくりこなくて、名前を決めかねていました。
すると主人が「せっかく節分なんだから、節分にちなんだ名前にしよう。」と言い、ようやくヒントを得た私は、真剣に新たな名前を考え始めました。

節分にからめるといっても、そう簡単には思い浮かびませんでした。
真っ先に思い浮かんだ「桃太郎」は、当たり前ですが男の子の名前。
生まれた赤ちゃんが男の子だったら桃太郎になっていたのでしょうが、そんなことを言ってても話は進みません。
せめて「桃」という漢字を使うことも検討しましたが、我が家にはすでに「ももちゃん」がいて、愛称がおなじ「ももちゃん」になりそうだっため、却下。
また振り出しに戻り、なかなか思いつきませんでした。
そんな中、主人も必死で考えてくれていて、私の知らないところで二十四節気の本を購入し、節分について調べてくれていました。
その本に、節分の頃に咲く花「節分草」が載っていました。
これを見た主人と私は「これだ!」と思い、すぐに節分草の花言葉を調べました。
花言葉はいくつかあり、その中に「ほほえみ」との記載がありました。
この「ほほえみ」をイメージできる名前が良いと思い、一発で「ほほみ」ちゃんという名前が思い浮かびました。
今まで悩んでいたのが嘘のように、パッと決まりました。
あとは「漢字をあてて、字画を調べて」の繰り返し作業でした。
そんな中で選んだ漢字は、「帆々美」。
「帆」は、風を受けて悠々と大海をわたる壮大なイメージで、周りに比べて大きめに生まれたわが子にもピッタリはまる印象で、また「美」は、節分草の美しさを表す漢字で、私たちにとって本当にしっくりくる名前となりました。
名前が決まるまで時間はかかりましたが、この名づけの時間は、一生忘れない時間になったと思います。
子供が大きくなったら、いつかこの話をしてあげたいと思います。