『はる』 1日1日を大切にしてね
投稿者:ねこたんと
去年の9月に娘を出産致しました。
我が子の名前は「はる」。
韓国と日本のハーフです。
命名に関しては懐妊した時から時間をかけて悩んで考えて付けたいなと思っていました。
名付ける際にとても悩んだ点がいくつかありました。
まず、韓国と日本に通用する名前の呼び方です。
例えば、勇気と言う名前を付けるとします。
日本ではゆうきと読みますが、韓国では勇気と言う漢字はヨンギと読むため2つの呼び名が出来てしまいます。
2つの呼び名で子供が混乱してしまうのではないかという不安があり、漢字は使わない方針に夫婦になりました。
そういう理由で平仮名で名前をつけることになったのですが、次に悩んだのは韓国でも日本でも親しみやすい名前をつける事でした。
名前に意味を持たせたい気持ちが、私達夫婦にはありました。
しかし、意味を成す名前となると探してもなかなか見つかりませんでした。
インターネットで韓国人によく使われている名前を調べたり、韓国人の夫と話しあい沢山時間をかけ名前を考えました。
そこで韓国の言葉にハルと言う名前がある事を発見しました。
ハルという言葉は韓国では「1日」と言う言葉です。
そこで夫と話し合い、
「1日1日を大切に生きていける子に育って欲しい」
と言う意味で名前をつけようと決めたのでした。
さぁ、決まった!よし安心!と思いきや1つ問題が発生。
なんと韓国では子供の名前はおじいちゃんがつけるのがしきたりがあったのです!
何故、最初に言ってくれないのかとかと夫に怒りましたが……(笑)
いままで悩んでた事が水の泡になるかと思うと、とてもショックでした。
その頃、妊娠5ヶ月で名前の事は保留と言う形で話すことはなくなりました。
妊娠7ヶ月頃、韓国のお義父さんお義母さんから「名前は決まったの?」と連絡がありました。
あれー?名前はおじいちゃんが付けるのでは?と疑問に思い聞いてみると、どちらでも良いというお答えが返ってきました。
なんとも拍子抜け……。
前から考えていた「はる」という名前をつけたいと伝えると「早くはるに会いたいね」と優しい言葉が返ってきました。
そして無事9月に出産。
今、可愛い女の子が目の前で笑っています。