『天音(あまね)』 ハーフの子の名づけは大変?外国語では読みが変わってしまう!

投稿者:dilellakaori

私はイタリア人と国際結婚したので子供は日本人とイタリア人のハーフになります。
今現在暮らしているのはイタリアですが、将来は日本で暮らす可能性もゼロではないし、日本人としても生きていけるような名前にしようと言う事で名前を考え始めました。

私は、クラシック音楽の演奏家をしています。
なので娘を授かったとわかった時は、ぜひ音楽と関係のある漢字か響きのある名前にしたいと思ったのです。
夫は日本語はわかりませんし、ほとんど話せませんが「いいアイディアだと思う」と言ってくれたので、私がいくつか考えて夫にローマ字と漢字で書いてみせる、と言う事を繰り返していました。

そこでつまづいたのが、いくら日本語(漢字)では美しくても、イタリア人がイタリア語のように発音すると微妙になるケースが多いと言う事です。
候補として私は「響(ヒビキ)」と言う名前を挙げたのですが、イタリア語ではHは発音しません。Hoと書いて「オ」と読むイメージです。
なのでHibikiは「イビキ」と読まれしまうのです。
これは大問題だ!と言う事で、イタリア語で書いても美しく、そして音も美しい名前を・・・と考えて生まれたのが「天音(アマネ)」です。

イタリア語風に読むと「アマーネ」になり、実際に娘は周りのイタリア人に「チャオ、アマーネ!」と呼ばれたりしますが、名前が持つ響きがとても甘くてロマンチックだと大変評判がよくて嬉しく思っています。
そして私は、たまに教会で演奏する仕事をするのですが、パイプオルガンの音が晴れた日に教会の中でまるで空に向かって登っていくような感覚を覚える事があって「天国の音だ」と思ったのもこの名前にした理由です。

両親は名前に「天」を入れるのは、と最初はあまりいい顔をしていなかったのですが、今ではとても気に入ってくれています。
年配の方にもすんなり読んでもらえるので日本に帰国した時も困る事がないですし、我ながらナイスネーミングだったなと思っています。

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